はじめに
「肩こりがつらいけれど、病院に行くほどではない気がする」
「肩こりって、どこで診てもらえばいいの?」
肩こりは多くの方が経験する症状ですが、実はすべてが同じ“肩こり”ではありません。
中には、整形外科でしっかり診察・治療すべき肩こりもあります。
この記事では、整形外科医の立場から
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病院で診るべき肩こり
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心配のいらない肩こり
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受診の目安
をわかりやすく解説します。
肩こりとは何が起きている状態?
肩こりとは、主に首・肩・背中の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで生じる不快感や痛みを指します。
原因として多いのは
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長時間のデスクワーク
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スマートフォンの使いすぎ
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姿勢不良
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運動不足
などですが、筋肉だけの問題とは限りません。
整形外科で診るべき肩こりとは?
次のような症状を伴う場合、単なる肩こりではない可能性があります。
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肩だけでなく腕や手にしびれがある
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首を動かすと痛みが強くなる
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夜間や安静時にも痛む
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痛みが数週間以上続いている
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肩が上がらない、動かしにくい
これらは、
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頚椎症
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椎間板ヘルニア
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四十肩・五十肩
などの整形外科疾患が隠れているサインかもしれません。
整形外科で「診ない」ことが多い肩こり
一方で、
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一時的な疲労による軽いこり
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マッサージで楽になる
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数日で自然に改善する
このような場合は、必ずしも医療機関の受診が必要とは限りません。
ただし、「いつもと違う」「悪化している」と感じたら注意が必要です。
整形外科ではどんな検査をする?
整形外科では、まず
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症状の経過
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日常生活での負担
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動きのチェック
を丁寧に行います。
必要に応じて
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レントゲン
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超音波検査
などを行い、骨や関節、神経の異常がないかを確認します。
肩こりの治療法
整形外科での治療は、原因に応じて選択されます。
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内服薬・外用薬
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注射治療
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リハビリ・運動療法
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姿勢指導
「強い治療をいきなりする」ということはほとんどなく、
体への負担が少ない方法から段階的に行うのが基本です。
受診の目安
次のような場合は、整形外科の受診をおすすめします。
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肩こりが長引いている
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しびれや痛みが強くなってきた
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日常生活に支障が出ている
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「年のせい」と言われて不安が残る
早めに原因をはっきりさせることで、悪化を防げる可能性があります。
まとめ
肩こりは身近な症状ですが、中には異常が隠れていることもあります。
「ただの肩こりだから」と我慢せず、気になる症状があれば整形外科にご相談ください。
ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”