四十肩・五十肩は自然に治る?|大府市の整形外科・内科・皮膚科|ゆうき整形外科クリニック

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四十肩・五十肩は自然に治る?

はじめに

「腕が上がらない」
「服を着替えるときに肩が痛い」
「夜、肩の痛みで目が覚める」

このような症状で受診される方の多くが、いわゆる四十肩・五十肩を疑っています。
確かによくある病気ですが、“自然に治るから放っておいていい”とは限りません。

この記事では、整形外科医の立場から

  • 四十肩・五十肩とは何か

  • 放置してよいケースと注意が必要なケース

  • 似た症状の別の病気
    について、わかりやすく解説します。


四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩は正式には肩関節周囲炎と呼ばれます。
肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みや動かしにくさが生じる状態です。

特徴として

  • はっきりしたきっかけがなく始まる

  • 徐々に痛みが強くなる

  • 肩の動きが制限される

  • 夜間痛が出やすい

といった点が挙げられます。


自然に治るって本当?

「1年くらいで自然に治ると聞いた」
このように言われることもあります。

確かに、時間とともに痛みが軽くなる方もいます。
しかし問題なのは、痛みを避けて肩を動かさない期間が長くなることです。

その結果、

  • 肩関節が固まる

  • 可動域が戻らない

  • 日常生活に支障が残る

といったケースも少なくありません。


放置するとどうなる?

四十肩・五十肩を長期間放置すると、

  • 腕が最後まで上がらない

  • 背中に手が回らない

  • 洗髪や着替えが困難

といった状態が続くことがあります。

「痛みが落ち着いた=治った」ではないこともあるため、注意が必要です。


四十肩・五十肩と似た症状の別の病気

肩の痛みや動かしにくさは、すべてが四十肩・五十肩とは限りません。
症状がよく似た、別の病気が隠れていることもあります。

石灰性腱炎

肩の腱に石灰がたまり、

  • 突然強い痛みが出る

  • 夜も眠れないほど痛む

といった症状が出ることがあります。
レントゲン検査で診断できる病気です。

腱板損傷・腱板断裂

肩を動かすために重要な筋肉(腱板)が傷つくことで、

  • 肩を上げると痛い

  • 力が入りにくい

  • 動かすと引っかかる感じがする

といった症状が出ることがあります。

これらは治療方法や経過が四十肩とは異なるため、正確な診断がとても重要です。


整形外科でできること

整形外科では、

  • 症状の経過

  • 肩の動きのチェック

  • 必要に応じた画像検査

を行い、原因を見極めます。

治療は状態に応じて

  • 内服薬・外用薬

  • 注射治療

  • リハビリ・運動療法

などを組み合わせ、無理のない方法から進めていきます。


受診の目安

次のような場合は、整形外科の受診をおすすめします。

  • 痛みが数週間以上続いている

  • 夜間痛が強い

  • 肩が以前より上がらなくなってきた

  • 「五十肩」と思っているが不安が残る

早めに診断することで、回復までの期間を短くできることがあります。


まとめ

四十肩・五十肩はよくある病気ですが、
自然に治るとは限らず、似た症状の別の病気が隠れていることもあります。

「年のせい」「そのうち治る」と我慢せず、
気になる肩の痛みがあれば、整形外科へご相談ください。

ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”