― 毛周期とレーザーの仕組みをわかりやすく解説 ―
医療脱毛について調べていると、
「永久脱毛ができる」
という言葉を目にすることが多いと思います。
一方で、
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本当に永久なの?
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どうして医療脱毛だけが可能なの?
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1回では終わらないのはなぜ?
といった疑問を持たれる方も少なくありません。
このコラムでは、医療脱毛が永久脱毛と呼ばれる理由を、
「毛の生え変わりの仕組み(毛周期)」と「レーザーの働き」から、できるだけやさしく解説します。
そもそも「永久脱毛」とは?
まず大切なのは、永久脱毛の定義です。
永久脱毛とは
一度施術を行えば一生まったく毛が生えない
という意味ではありません。
医学的には、
一定回数の施術後、長期間にわたって毛の再生が著しく抑えられている状態
を指します。
つまり、
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自己処理がほぼ不要になる
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生えてきても産毛程度
この状態を目指すのが医療脱毛です。
医療脱毛が毛に作用する仕組み
医療脱毛で使われるレーザーは、**毛の黒い色(メラニン)**に反応します。
レーザーが照射されると、
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毛に熱が集まる
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その熱が毛の根元へ伝わる
-
毛を作る組織にダメージが加わる
という流れが起こります。
ポイントは、
毛そのものではなく「毛を作る仕組み」にダメージを与えるという点です。
このレベルの出力が使えるのは、医療機関だけです。
毛周期とは何か?
脱毛を理解するうえで欠かせないのが、**毛周期(もうしゅうき)**です。
毛には、生え変わりのサイクルがあります。
毛周期の3つの段階
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成長期
毛が太くしっかり伸びている時期
→ レーザーが最も効果を発揮する -
退行期
毛の成長が止まり、自然に抜ける準備をしている時期 -
休止期
毛が皮膚の中になく、次の毛を準備している時期
レーザーがしっかり反応するのは、成長期の毛だけです。
なぜ1回で終わらないのか
医療脱毛を受けると
「思ったより回数が必要」と感じる方もいます。
これは、すべての毛が同時に成長期ではないからです。
1回の施術で反応するのは、
その時点で成長期にある毛のみ。
そのため、
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時期をずらして
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成長期の毛を狙い
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繰り返し照射する
このプロセスが必要になります。
これは「効いていない」わけではなく、
毛の仕組みに合わせた正しい脱毛方法です。
エステ脱毛ではなぜ永久脱毛になりにくいのか
エステ脱毛でも、毛が薄くなったり、生えるスピードが遅くなることはあります。
しかし、使用できる機器の出力が異なるため、
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毛を作る組織に十分なダメージを与えられない
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一時的な抑毛・減毛にとどまる
という違いがあります。
医療脱毛は、
毛の再生そのものを長期間抑えることができる出力を使える点が異なります。
個人差があるのはなぜ?
永久脱毛といっても、効果の出方には個人差があります。
影響する要因としては、
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毛の太さ・濃さ
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肌の色
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ホルモンバランス
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部位の違い
などが挙げられます。
だからこそ医療脱毛では、
肌状態や毛質を医師が確認しながら、出力や照射方法を調整します。
医師の管理下で行う意味
医療脱毛は効果が高い分、肌への影響にも配慮が必要です。
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赤み
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ヒリヒリ感
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まれなやけどや色素沈着
こうした反応が出た場合でも、
その場で診察し、必要に応じて治療ができるのが医療機関の強みです。
永久脱毛を安全に目指すためには、
医師の管理下で行うことがとても重要です。
まとめ
医療脱毛が永久脱毛と呼ばれる理由は、
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毛を作る組織に直接ダメージを与えられる
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毛周期に合わせて計画的に施術を行う
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医師の管理下で安全性を確保できる
この3点にあります。
脱毛は回数や価格だけでなく、
仕組みを理解したうえで選ぶことが後悔しない近道です。
気になることがあれば、まずは医師に相談し、ご自身に合った脱毛方法を確認してみてください。
ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”