はじめに
「最近、背中が丸くなってきた気がする」
「身長が縮んだと言われた」
「特に転んだ記憶はないけれど、背中が痛い」
このような変化の背景に、**脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)**が隠れていることがあります。
圧迫骨折は、強い衝撃だけでなく、
骨粗鬆症によって弱くなった骨がつぶれることで起こる骨折です。
圧迫骨折とは?
背骨(脊椎)は、積み木のように骨が連なってできています。
この骨が体重や衝撃に耐えきれず、つぶれてしまう状態が圧迫骨折です。
特に多いのは、
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胸椎(背中の部分)
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腰椎(腰の部分)
です。
どんな症状が出る?
圧迫骨折の症状はさまざまです。
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急に背中や腰が痛くなる
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動くと痛い
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寝返りで痛みが出る
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背中が丸くなってくる
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身長が低くなる
中には、強い痛みを感じないまま進行するケースもあります。
なぜ気づきにくい?
高齢の方では、
「年のせい」
「腰痛が悪化しただけ」
と考えてしまい、受診が遅れることがあります。
しかし、圧迫骨折を繰り返すと、
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背中が大きく曲がる
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呼吸機能が低下する
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転倒しやすくなる
といった影響が出ることもあります。
骨粗鬆症との関係
圧迫骨折の大きな原因が骨粗鬆症です。
骨密度が低下すると、
日常生活の中の軽い動作でも骨折が起こりやすくなります。
そのため、圧迫骨折が見つかった場合は、
骨粗鬆症の評価と治療が重要になります。
診断はどうする?
整形外科では、
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症状の確認
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レントゲン検査
を行い、必要に応じてMRI検査を行います。
治療の考え方
圧迫骨折の治療は、状態によって異なります。
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安静・コルセット
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痛み止め
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リハビリ
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骨粗鬆症治療
早期に対応することで、
痛みの軽減と再骨折予防につながります。
受診の目安
次のような場合は整形外科の受診をおすすめします。
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急に背中や腰が痛くなった
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身長が縮んできた
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背中が丸くなったと感じる
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転倒後に痛みが続いている
「様子を見よう」と思わず、早めにご相談ください。
まとめ
圧迫骨折は、
骨粗鬆症と深く関わる重要な骨折です。
背中の変化や痛みがある場合は、
早期診断と適切な治療が将来の生活を守ります。
気になる症状があれば、整形外科へご相談ください。
ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”