はじめに
「立ち上がるときに膝が痛い」
「階段の下りがつらい」
「正座ができなくなった」
こうした症状の背景に多いのが、変形性膝関節症です。
「年のせいだから仕方ない」と思われがちですが、
適切な対応をすることで進行を抑えられる可能性があります。
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は、膝の関節軟骨がすり減り、
炎症や変形が生じる病気です。
膝関節は、
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太ももの骨(大腿骨)
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すねの骨(脛骨)
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膝のお皿(膝蓋骨)
で構成されています。
軟骨がクッションの役割を果たしていますが、
これが徐々にすり減ることで痛みが出ます。
初期に多い症状
初期には、
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動き始めが痛い
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長く歩くと痛む
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階段の下りがつらい
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正座が難しい
といった症状が出ます。
安静にすると痛みが軽くなるのが特徴です。
なぜ進行するのか
進行にはいくつかの要因があります。
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加齢
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体重増加
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O脚
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筋力低下
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過去の外傷
特に太ももの筋力が低下すると、
膝への負担が増えやすくなります。
放置するとどうなる?
進行すると、
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安静時にも痛む
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膝が腫れる
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曲げ伸ばしが制限される
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歩行距離が短くなる
といった状態になります。
ロコモの進行にもつながります。
整形外科での評価
整形外科では、
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症状の確認
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膝の動きのチェック
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レントゲン検査
を行い、進行度を評価します。
必要に応じて他の病気との鑑別も行います。
治療の考え方
治療は段階的に行います。
① 生活指導
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体重管理
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膝への負担軽減
② 運動療法
太ももの筋力強化は非常に重要です。
③ 薬物療法
痛みを和らげる薬を使用します。
④ 状態に応じた治療
症状や進行度によって治療方針を決めます。
すぐに手術になるわけではありません。
受診の目安
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動き始めの痛みが続く
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階段がつらい
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歩く距離が短くなった
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膝が腫れている
早期に評価することで、進行を抑えやすくなります。
まとめ
変形性膝関節症は、
「年のせい」で終わらせる病気ではありません。
早期に適切な対応を行うことで、
将来の歩行能力を守ることにつながります。
膝の痛みでお困りの際は、整形外科へご相談ください。
ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”