圧迫骨折は1回で終わらない? -ドミノ骨折”を防ぐためにできること-|大府市の整形外科・内科・皮膚科|ゆうき整形外科クリニック

0562-47-1181 診療時間8:30-12:00/16:30-19:30
※最終受付午前12:00、午後19:30

トピックス TOPICS

0562-47-1181 診療時間8:30-12:00/16:30-19:30
※最終受付午前12:00、午後19:30

圧迫骨折は1回で終わらない? -ドミノ骨折”を防ぐためにできること-

はじめに

「背骨の圧迫骨折は治ったと言われたから安心」
「痛みが落ち着いたからもう大丈夫」

実は、圧迫骨折は1回で終わらないことがある骨折です。
特に骨粗鬆症が背景にある場合、次の骨折が起こりやすくなることがあります。

この“連鎖”のことを、わかりやすくドミノ骨折と呼ぶことがあります。

この記事では、

  • なぜ骨折が連鎖するのか

  • どんな影響が出るのか

  • 防ぐためにできること

を整形外科医の立場から解説します。


圧迫骨折とは

圧迫骨折は、背骨(椎体)がつぶれる骨折です。
骨粗鬆症で骨が弱くなっていると、軽い転倒や日常動作でも起こります。

1つの椎体がつぶれると、背骨のバランスが変化します。


なぜ“ドミノ”のように連鎖するのか

背骨は積み重なった構造をしています。

1つの骨がつぶれると、

  • 背中が丸くなる

  • 体の重心が前にずれる

  • 前側の椎体に負担が集中する

という変化が起きます。

その結果、
隣の椎体にも強い負担がかかり、次の骨折が起こりやすくなるのです。

これが“ドミノ骨折”と呼ばれる理由です。


ドミノ骨折が続くとどうなる?

骨折が繰り返されると、

  • 背中が大きく丸くなる

  • 身長が縮む

  • 慢性的な腰背部痛

  • 呼吸機能の低下

  • 転倒リスクの増加

といった影響が出ることがあります。

さらに、
活動量が減ることで筋力が低下し、
さらなる転倒・骨折のリスクが高まる悪循環に入ってしまうこともあります。


圧迫骨折後こそ大切なこと

圧迫骨折が起きた場合、

「骨折の治療」だけでなく、
骨粗鬆症の評価と治療を始めることがとても重要です。

なぜなら、
骨が弱い状態のままでは、再骨折のリスクが高いからです。


再骨折を防ぐためにできること

① 骨密度の評価

骨密度検査で現在の骨の状態を把握します。

② 骨粗鬆症の治療

食事・運動・薬物療法を組み合わせ、
骨折リスクを下げる治療を行います。

③ 転倒予防

  • 筋力維持

  • 姿勢改善

  • 生活環境の見直し

も重要です。


こんな方は特に注意

  • 圧迫骨折をしたことがある

  • 身長が以前より縮んだ

  • 背中が丸くなってきた

  • 骨粗鬆症と言われたが治療していない

1回骨折を経験した方は、次の骨折予防が何より大切です。


まとめ

圧迫骨折は、
1回で終わらないことがある骨折です。

“ドミノ骨折”を防ぐためには、

  • 骨折後の適切なフォロー

  • 骨粗鬆症治療

  • 転倒予防

が欠かせません。

背中の変化や既往歴が気になる方は、
早めに整形外科でご相談ください。

将来の骨折を防ぐことが、
これからの生活を守ることにつながります。

ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”