はじめに
「夕方になると脚が痛いと言う」
「部活のあとに膝をさすっている」
「成長痛だから様子を見ていいと言われた」
成長期の子どもに多い脚の痛み。
本当に“成長痛”だけでしょうか?
中には、治療が必要なスポーツ障害が隠れていることもあります。
成長痛とは?
成長痛は、主に
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3歳〜小学低学年の小児によくみられる
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夕方から夜にかけて下肢の疼痛を訴える。
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痛みは不定期に起こり、日常・学校生活には支障がない。
という特徴があります。
レントゲンでは異常が見つからず、
翌朝には痛みが軽くなっていることが多いのが特徴です。
オスグッドとは?
オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)は、
成長期に多いスポーツ障害のひとつです。
膝のお皿の下(脛骨粗面)が、
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腫れる
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押すと痛い
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運動で悪化する
という症状が出ます。
ジャンプやダッシュの多い競技で起こりやすいです。
成長痛との違い
| 成長痛 | オスグッド |
|---|---|
| 両脚に出やすい | 片脚に出ることが多い |
| 夜に痛い | 運動時に痛い |
| 腫れない | 膝下が腫れる |
「成長痛と思っていたらオスグッドなどスポーツ障害だった」というケースは少なくありません。
放置するとどうなる?
無理を続けると、
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痛みの慢性化
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運動パフォーマンス低下
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骨の変形
につながることがあります。
整形外科でできること
整形外科では、
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痛みの部位の確認
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可動域の評価
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必要に応じた画像検査
を行います。
多くは保存療法で改善します。
受診の目安
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痛みが長引く
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片側だけ強く痛む
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膝が腫れている
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運動後に強くなる
このような場合は受診をおすすめします。
まとめ
成長痛と思われる症状の中に、
スポーツ障害が隠れていることがあります。
『成長期に生じる痛み=成長痛』ではありません。
大切なのは、
「無理をさせすぎないこと」
「正しく評価すること」
気になる症状があれば、整形外科へご相談ください。
ゆうき整形外科クリニック 田中佑樹
“大府市、東海市、東浦町、知多市などから通えるクリニックです。 整形外科だけでなくリハビリ、内科、皮膚科と幅広く地域の皆さんの健康をサポートさせていただいています。”